2007年11月19日月曜日

世界遺産の街プロヴァンへ。

パリ東駅から郊外線に揺られること2時間弱。
世界遺産の街プロヴァンへ妹とやって来ました。
(南仏のプロヴァンスProvanceと混同なさらぬよう。こちらはプロヴァンProvinsです。)
駅から徒歩10分位で城壁に囲まれた旧市街に到着。
この街はフランスの中でも中世時代の建築物が最も良い状態で保存されている為、2001年12月にユネスコの世界遺産に登録されました。
今は可愛らしい田舎町ですが、中世時代は有数の金融都市として栄えていたようです。
まずは街外れの観光案内所でマップをゲット。
さぁ、城壁の上のお散歩から始めましょう。街の中心シャルテル広場。この十字架は「両替所の十字架」で、昔この十字架の元で貨幣取引が行われていたそう。

そしてこちらは、アン・キリアス参事管理聖堂。
12世紀に建設が開始されたが予算不足の為未完成のまま。
当初の計画では教会前の広場に立つ十字架の位置が正面入口になるはずだったらしい。途中天井崩壊に遭い、円天井は17世紀に完成。
教会入り口の壁にはジャンヌ・ダルクの記念碑が掲げられています。「1429年8月3日にジャンヌ・ダルクとシャルル7世がランスでの戴冠式の帰りにここプロヴァンに滞在し、この聖堂でミサを聞いた。」と書かれています。教会の中にあるこの像もジャンヌダルクなのかしら。

そしてこちらは、シャンパーニュ公爵家の権力のシンボルであるセザール塔。監視塔、牢獄、鐘楼などの役割を果たした場所。
この塔の上からの眺めは最高。

この教会は私と妹が一目惚れしてしまったサント・クロワ教会。
内部は火災で崩壊しているため、残念ながら中へは入れません。

そして、こんなところにもレトロドールのパン屋さんがあるれはありませんかっ!
是非とも味わってみたかったのですが、今日は定休日でした。

今日はオフシーズン中の平日、しかも月曜日だったので観光名所も閉まっているところが多く観光客はほとんど見かけませんでしたが、週末は時代行列があったりと賑わっているようです。
しっとりと街を堪能したいのなら平日、中世の華やかさを味わいたいのなら週末の訪問がオススメです。