朝陽を浴びているお花たち。
目覚めの一杯であるオレンジジュースを飲み干しながら、お花たちにパワーをもらう。
やっぱりお花には間違いなく癒しのパワーがある。
久々にお花を活けながら、そう再確認した。
2008年5月31日土曜日
2008年5月29日木曜日
パリの中のイスラム〜モスケ・ド・パリ
2008年5月28日水曜日
処分すること。
帰国が迫り、公私ともに慌ただしくバタバタと毎日が過ぎている。
昔は物を処分することが大の苦手だった。
ここ数年は引越が多いせいもあるだろうけど物を処分し身軽になることが気持ちよくてしょうがない。
日本ではリサイクルショップに引き取ってもらい、こちらではアパートの共用スペースに「FREE(無料)」の貼り紙をして置いておいたり(結構スグなくなります。)、チャーチに寄付したり、帰国に伴う大きな家具や食器等はネットの地域掲示板の個人売買コーナーへ出品したりして物を処分している。
お陰でかなり身軽になった。
大抵、帰国する家族は荷物が増えて帰るのに、我が家は来たときよりも荷物がとても少なくなってるという珍しいケース。
リセットしたいという気持ちがとっても強いせいかな。
着なくなった服はチャーチ行きだったけど、買い取ってくれる古着屋さんがあるとのことで先日友達から連れて行ってもらった。
その古着屋さんのあるモール、marimekko柄のソファが素敵。
昔は物を処分することが大の苦手だった。
ここ数年は引越が多いせいもあるだろうけど物を処分し身軽になることが気持ちよくてしょうがない。
日本ではリサイクルショップに引き取ってもらい、こちらではアパートの共用スペースに「FREE(無料)」の貼り紙をして置いておいたり(結構スグなくなります。)、チャーチに寄付したり、帰国に伴う大きな家具や食器等はネットの地域掲示板の個人売買コーナーへ出品したりして物を処分している。
お陰でかなり身軽になった。
大抵、帰国する家族は荷物が増えて帰るのに、我が家は来たときよりも荷物がとても少なくなってるという珍しいケース。
リセットしたいという気持ちがとっても強いせいかな。
着なくなった服はチャーチ行きだったけど、買い取ってくれる古着屋さんがあるとのことで先日友達から連れて行ってもらった。
その古着屋さんのあるモール、marimekko柄のソファが素敵。
2008年5月25日日曜日
遠くで花火が上がってる。
2008年5月24日土曜日
英語と焼肉。
夫のクラスメイトの米日カップルと韓国人街に焼肉を食べに行った。
凍った薄切りの牛肉がくるりと巻かれた状態でてんこ盛りになって出てきた。
これらを焼いて野菜やキムチ、ナムルなどと一緒にライスペーパーや薄切りのカブの甘酢漬けのようなもので巻いて食べる。
初めて食べる焼き肉だ。
お肉がサーブされた時はこんなに食べられるのかと思ったがペロリとたいらげてしまった。
(写真は2人前なので、もう一皿ある。)
数年前、初めてアメリカに住むことになった時は頑張ろうと思っていた英語だけど、今回のアメリカ滞在ではさほどの向上心もわかずに惰性で日々を過ごしていた。
でもやっぱり英語は喋れるに越したことはない、これからみんなと離ればなれになってもずっと付き合って行きたいし、やっぱり少し勉強した方がいいかも...と帰国を前にして思ったのであった。
2008年5月22日木曜日
かたつむり。
2008年5月21日水曜日
美味しいベーコン。
2008年5月20日火曜日
何かが違うナポリタン。
ある日のランチ。
小学校の給食で食べたような...昔ながらの喫茶店で出てくるような...そんなスパゲティ・ナポリタンが急に食べたくなった。
けれど出来上がったナポリタン、なんだかちょっと...いいえ全然違う。
夫とあーでもない!こーでもない!と調味しながら食べたけど、結局理想のナポリタンに近づかないまま、ごちそうさま。
帰国したらナポリタン食べよう!
...でも、どこで食べられるんだろう?
小学校の給食で食べたような...昔ながらの喫茶店で出てくるような...そんなスパゲティ・ナポリタンが急に食べたくなった。
けれど出来上がったナポリタン、なんだかちょっと...いいえ全然違う。
夫とあーでもない!こーでもない!と調味しながら食べたけど、結局理想のナポリタンに近づかないまま、ごちそうさま。
帰国したらナポリタン食べよう!
...でも、どこで食べられるんだろう?
シルバークレイ。
2008年5月19日月曜日
最後のFlea Market。
暑いです。
このことろ陽射しが肌につき刺さって痛い...そんな、とても暑い日が続いている。
でも今日は暑いながらも風がそよそよと吹き抜けて心地よい1日となった。
我が家のお昼はパスタが多いが、こんなに暑いとクリーム系やトマトソース系は食べる気がしないのでオリーブオイルベースのものが多くなる。
これはベーコン、玉ねぎ、ニンニク、ドライトマト。
引越の多い我が家は、引っ越すたびに家財道具をほとんど手放している。
このダイニングテーブルも手放すことが分かっていたので、ある時からテーブルが傷ついたり汚れたりしないように青いチェックのテーブルクロスをしていた。
(特にこのクロスが気に入っているわけでもないが。)
夫はそのクロスのかかったテーブルを見て「田舎の流行らないビストロみたいだ。」と、よく言っていたが、そんなもの達ともあと1ヶ月でお別れ。
日本に帰り、新居を探し家具や家電を新調する。
その作業は今まで以上に楽しみだ。
でも今日は暑いながらも風がそよそよと吹き抜けて心地よい1日となった。
我が家のお昼はパスタが多いが、こんなに暑いとクリーム系やトマトソース系は食べる気がしないのでオリーブオイルベースのものが多くなる。
これはベーコン、玉ねぎ、ニンニク、ドライトマト。
引越の多い我が家は、引っ越すたびに家財道具をほとんど手放している。
このダイニングテーブルも手放すことが分かっていたので、ある時からテーブルが傷ついたり汚れたりしないように青いチェックのテーブルクロスをしていた。
(特にこのクロスが気に入っているわけでもないが。)
夫はそのクロスのかかったテーブルを見て「田舎の流行らないビストロみたいだ。」と、よく言っていたが、そんなもの達ともあと1ヶ月でお別れ。
日本に帰り、新居を探し家具や家電を新調する。
その作業は今まで以上に楽しみだ。
2008年5月18日日曜日
山菜ナムルと水キムチ。
2008年5月15日木曜日
filet mignon
英語名は忘れてしまったが、豚のフィレ・ミニョン。
結構好きな部位。
実は響きが可愛いってのも理由のひとつだったりも。
お肉にブスブス穴を空けニンニクを差し込み、CAMARGUEの塩、黒胡椒をガリガリ挽いて、友達の庭からもらったローズマリーを刻んで...それらをしっかり擦り込んで一晩冷蔵庫で寝かせた。
翌日、ルクルーゼにオリーブ油をたっぷり熱しお肉の表面に焼き色つけて、いろんな野菜を放り込み、白ワインを回しかけ、蓋をして弱火で長時間ロースト。
はい、できあがり。
フィレ・ミニョンはフィレの尻尾の方の中にある小さな部分。
柔らかいが脂肪が少ないので焼きすぎたりするとパサパサになる。
パサパサになるということは旨味が抜けてしまうということ。
この対策として、糸で縛ったりベーコンを巻いたりするらしいが、普段の夕食用だと面倒。
今回はめだたくパサパサにならなかったが、パサパサになってしまうことも多々ある。
勝率5割という感じかしら。
結構好きな部位。
実は響きが可愛いってのも理由のひとつだったりも。
お肉にブスブス穴を空けニンニクを差し込み、CAMARGUEの塩、黒胡椒をガリガリ挽いて、友達の庭からもらったローズマリーを刻んで...それらをしっかり擦り込んで一晩冷蔵庫で寝かせた。
翌日、ルクルーゼにオリーブ油をたっぷり熱しお肉の表面に焼き色つけて、いろんな野菜を放り込み、白ワインを回しかけ、蓋をして弱火で長時間ロースト。
はい、できあがり。
フィレ・ミニョンはフィレの尻尾の方の中にある小さな部分。
柔らかいが脂肪が少ないので焼きすぎたりするとパサパサになる。
パサパサになるということは旨味が抜けてしまうということ。
この対策として、糸で縛ったりベーコンを巻いたりするらしいが、普段の夕食用だと面倒。
今回はめだたくパサパサにならなかったが、パサパサになってしまうことも多々ある。
勝率5割という感じかしら。
2008年5月13日火曜日
野外上映会「E.T.」
2008年5月11日日曜日
Happy Mother's Day*
「母の日」の本場、アメリカで母の日を迎えた。
日本で「母の日」といえば、子供達から母親へ...が一般的である(と思う)が、こちらでは「子供から母親へ」はもちろん「夫から母である妻へ」...「孫からお婆ちゃんへ」..「姪っ子から叔母さんへ」などなど、いろんなパターンがあるようだ。
(実際、カードショップには「母の日カード お婆ちゃん用」「母の日カード 叔母さん用」などいろんな種類がある。)
なんだか素敵だなと思う。
ボランティア先のカフェテリアでは母の日にちなんで「母の日特別メニューの日」なるものがあった。
この日は特別メニューの他に、地元の高校生がやって来て歌あり踊りありの賑やかなランチタイムだった。
その模様を少しだけどうそ。
日本で「母の日」といえば、子供達から母親へ...が一般的である(と思う)が、こちらでは「子供から母親へ」はもちろん「夫から母である妻へ」...「孫からお婆ちゃんへ」..「姪っ子から叔母さんへ」などなど、いろんなパターンがあるようだ。
(実際、カードショップには「母の日カード お婆ちゃん用」「母の日カード 叔母さん用」などいろんな種類がある。)
なんだか素敵だなと思う。
ボランティア先のカフェテリアでは母の日にちなんで「母の日特別メニューの日」なるものがあった。
この日は特別メニューの他に、地元の高校生がやって来て歌あり踊りありの賑やかなランチタイムだった。
その模様を少しだけどうそ。
2008年5月10日土曜日
ひとりでエキサイティング。
今日はタイトル通り、エキサイティングな出来事があった。
日系本屋さんでフィガロを立ち読みしていた。
(日本にいたら買っているところだけど、こっちで買うと高い&帰国前なので我慢・我慢。)
そして、あるページのある人物で目が釘付けになってしまった。
もう心臓が飛び出そうなくらいに。
思い起こすこと数ヶ月前。
昨年の秋、パリで日々を送っていたときのこと。
私たちが住んでいた界隈はよく雑誌の撮影などが行われることが多い、と聞いていたし、実際によく撮影が行われていた。
その中で一際目をひいたのがこの撮影。
この撮影は、ものすごく家から近かった(家から1〜2分のところ)せいもあるけれど、何となく見たことがあるお方のような気がしたので。
そして話を今日のことに戻す。
このお方、シャルロット・ゲンスブールのだんなさまのイヴァン・アタルでは!!??
家に帰り、この写真を久々にひっぱり出し穴の空くほど見つめた。
フィガロに載っていた彼もこんな装いで、雰囲気もこんな感じだった。
しかしネットで彼のいろんな写真を探してみるが決定打はなく・・・。
彼の出演した映画は観たことあるのに、映画もあまりおもしろくなかったし彼もタイプではなかったので思い出せない。
ちょっとアップ目の写真を見つけた。
うん、やっぱりそうかも。
(そうだと思っておこう!)
そういえば、妹は去年パリのイザベル・マランでジェーン・バーキンに遭遇した。
パリにいる時はほぼ毎日、妹と一緒につるんでたのにこの時に限って一緒じゃなかった。
彼女はやっぱりとても素敵だったらしい。
あぁ、永遠の憧れだわ。
日系本屋さんでフィガロを立ち読みしていた。
(日本にいたら買っているところだけど、こっちで買うと高い&帰国前なので我慢・我慢。)
そして、あるページのある人物で目が釘付けになってしまった。
もう心臓が飛び出そうなくらいに。
思い起こすこと数ヶ月前。
昨年の秋、パリで日々を送っていたときのこと。
私たちが住んでいた界隈はよく雑誌の撮影などが行われることが多い、と聞いていたし、実際によく撮影が行われていた。
その中で一際目をひいたのがこの撮影。
この撮影は、ものすごく家から近かった(家から1〜2分のところ)せいもあるけれど、何となく見たことがあるお方のような気がしたので。
そして話を今日のことに戻す。
このお方、シャルロット・ゲンスブールのだんなさまのイヴァン・アタルでは!!??
家に帰り、この写真を久々にひっぱり出し穴の空くほど見つめた。
フィガロに載っていた彼もこんな装いで、雰囲気もこんな感じだった。
しかしネットで彼のいろんな写真を探してみるが決定打はなく・・・。
彼の出演した映画は観たことあるのに、映画もあまりおもしろくなかったし彼もタイプではなかったので思い出せない。
ちょっとアップ目の写真を見つけた。
うん、やっぱりそうかも。
(そうだと思っておこう!)
そういえば、妹は去年パリのイザベル・マランでジェーン・バーキンに遭遇した。
パリにいる時はほぼ毎日、妹と一緒につるんでたのにこの時に限って一緒じゃなかった。
彼女はやっぱりとても素敵だったらしい。
あぁ、永遠の憧れだわ。
2008年5月9日金曜日
L'anniversaire.
今日は私たちの記念日。出会って6年、結婚して5年。
相変わらず勉強に忙しい日々を送っている夫だけれど、この日は夕方から時間をあけてくれた。
一緒にwhole foodsへ買い出しに行き、ワインやお総菜などをいろいろと。
今日は料理せずにゆっくりと...という夫の計らい。
まず乾杯♪
私、このきのこのマリネが最近のマイブーム。
オリーブの量り売りコーナーに売っているのだが、日本の梅干しを思い出す酸っぱさが何とも言えず大好きなのだ。
きのこの奥にあるのが夫のお気に入りのガーリック入りオリーブ。
whole foodsのホームメードのトルティーヤチップス。
いつも美味しそうだなぁ〜と手に取ってはみるものの、とても高いので買ったことはなかったけれど今日は特別なので。
お次は赤で乾杯♪
メインはローストビーフみたいなもの。
デザートはこのお菓子。
このお菓子は甘すぎず美味しいのでたまに買う。
まだ明るいうちから始めた宴、気が付くと日付が変わる頃。
いろんなお話しながらゆっくり食事でき、楽しい記念日になった。
これからもどうぞよろしく!
相変わらず勉強に忙しい日々を送っている夫だけれど、この日は夕方から時間をあけてくれた。
一緒にwhole foodsへ買い出しに行き、ワインやお総菜などをいろいろと。
今日は料理せずにゆっくりと...という夫の計らい。
まず乾杯♪
私、このきのこのマリネが最近のマイブーム。
オリーブの量り売りコーナーに売っているのだが、日本の梅干しを思い出す酸っぱさが何とも言えず大好きなのだ。
きのこの奥にあるのが夫のお気に入りのガーリック入りオリーブ。
whole foodsのホームメードのトルティーヤチップス。
いつも美味しそうだなぁ〜と手に取ってはみるものの、とても高いので買ったことはなかったけれど今日は特別なので。
お次は赤で乾杯♪
メインはローストビーフみたいなもの。
デザートはこのお菓子。
このお菓子は甘すぎず美味しいのでたまに買う。
まだ明るいうちから始めた宴、気が付くと日付が変わる頃。
いろんなお話しながらゆっくり食事でき、楽しい記念日になった。
これからもどうぞよろしく!
2008年5月7日水曜日
モロッコ回想〜#1; Michel et Eric.
飛行機のタラップを降りると、もわっとした空気に包まれた。
初めてのアフリカ大陸。
入国審査を終え、空港の両替所で日本円¥をディルハムDHへと両替する。
大抵の国では空港で両替するとレートが悪かったりするのだが、モロッコは国内のレートが統一されている為どこで両替しても同じらしい。
(うろ覚えだが当時のレート;1DH=11euro / 1DH=¥15)
両替所に並んでいると、我が家の名前を書いたプレートを持った男性が目に入る。
短髪で小柄、粋な装いで、いかにもフランス男風の中年。
彼の名はエリック。
今回の旅でお世話になる宿泊先の家主だ。
両替を終え、彼の車に乗りマラケシュの旧市街にある宿泊先へと向かう。
かつてエリックは恋人のミシェルと南仏でレストランをしていたが、モロッコに魅せられ1年半前に恋人と共にこの地へと移り、南仏のレストランを処分したお金でこちらで古い邸宅を買い、それを改装しリアドを始めた。
リアドとは最近流行の邸宅ホテルのことで、とびきり素晴らしく至福のひとときが過ごせる極上ランクのものから民宿ランクのものまで幅広くある。
今回私たちが泊まるところは予算の都合上、民宿ランク。
ちなみにマラケシュの旧市街には無数のリアドが存在するが、そのほとんどはフランス人経営のもの。
聞くところによるとフランス人はエキゾチックなものに憧れを抱く人が多く、マラケシュはフランス人を始めヨーロッパ人にとても人気の旅行先であるらしい。
空港から10分程度で旧市街の入口へ到着。
旧市街の中の道は迷路のように複雑で、旧市街の中心に立つモスクが近寄ったり離れたり。ロバが荷馬車を引き、古いバイクが砂埃を立て通り過ぎる光景に目を丸くしながら心の中で期待と不安が入り交じる。なんだか私達の存在はこの景色の中ではあまりに浮きすぎている。
どれくらい走っただろう、小さな商店の脇に車を停め、外へ案内された。
リアドらしきところは見当たらない。
「少し歩くけど、もうすぐだから。」とエリック。細い迷路のような路地、すたすたと慣れた足取りで歩い行くエリックの後を小走りで付いていく。特に看板も目印もない細い路地を何度も右に曲がったり左に曲がったりして、ようやくリアドへたどり着いた。
隠れ家のような小さなドアを開け、階段を昇ると絵に書いたようなアラブの邸宅が広がった。中央は吹き抜けになっており上を向くと青空が広がっていて、それを囲むように部屋がある。部屋の扉は木でできており、窓には鉄細工の施された格子がはめられている。
部屋のデコレーションといいモロッコガラスでできたランプといい、なんともムーディである。
ただ気になるのはリアドの中に入っても部屋の中に入っても、室内にいるという感じがしないこと。
白い麻の服を着た可愛いらしいモロッコ人女性がいた。
この女性がエリックの恋人のミシェルなのだろうか、と余計なことを考えてるとエリックにとても似た雰囲気のフランス男が奥から出てきた。
このお方こそが、エリックの恋人ミシェルである。
なんともフランスらしい展開だ。
荷物を部屋に置き、屋上へあがると、モロッコ名物ミントティが振る舞われた。とても甘いミントティであるが、この気候そして疲れた身体にはちょうどいい。
モロッコの住宅、路地に面した壁には窓がなく扉だけがひっそりとあるのみで、とても厳重なように感じるが、屋根というか屋上は隣の家と続いており、しかも家の中央は吹き抜けなので泥棒が簡単に入って来れそうな造りだ。
毎日の朝食は屋上で。
絞り立てのオレンジジュースと自家製のヨーグルトがとても美味しかった。
そして、このリアドにはとても愉快な仲間がいる。犬のオリンピアと、
亀の○×△(不覚にも名前を忘れてしまった。)だ。
・・・つづく。
※この「モロッコ回想」は不定期更新です。
次回をお楽しみに!
初めてのアフリカ大陸。
入国審査を終え、空港の両替所で日本円¥をディルハムDHへと両替する。
大抵の国では空港で両替するとレートが悪かったりするのだが、モロッコは国内のレートが統一されている為どこで両替しても同じらしい。
(うろ覚えだが当時のレート;1DH=11euro / 1DH=¥15)
両替所に並んでいると、我が家の名前を書いたプレートを持った男性が目に入る。
短髪で小柄、粋な装いで、いかにもフランス男風の中年。
彼の名はエリック。
今回の旅でお世話になる宿泊先の家主だ。
両替を終え、彼の車に乗りマラケシュの旧市街にある宿泊先へと向かう。
かつてエリックは恋人のミシェルと南仏でレストランをしていたが、モロッコに魅せられ1年半前に恋人と共にこの地へと移り、南仏のレストランを処分したお金でこちらで古い邸宅を買い、それを改装しリアドを始めた。
リアドとは最近流行の邸宅ホテルのことで、とびきり素晴らしく至福のひとときが過ごせる極上ランクのものから民宿ランクのものまで幅広くある。
今回私たちが泊まるところは予算の都合上、民宿ランク。
ちなみにマラケシュの旧市街には無数のリアドが存在するが、そのほとんどはフランス人経営のもの。
聞くところによるとフランス人はエキゾチックなものに憧れを抱く人が多く、マラケシュはフランス人を始めヨーロッパ人にとても人気の旅行先であるらしい。
空港から10分程度で旧市街の入口へ到着。
旧市街の中の道は迷路のように複雑で、旧市街の中心に立つモスクが近寄ったり離れたり。ロバが荷馬車を引き、古いバイクが砂埃を立て通り過ぎる光景に目を丸くしながら心の中で期待と不安が入り交じる。なんだか私達の存在はこの景色の中ではあまりに浮きすぎている。
どれくらい走っただろう、小さな商店の脇に車を停め、外へ案内された。
リアドらしきところは見当たらない。
「少し歩くけど、もうすぐだから。」とエリック。細い迷路のような路地、すたすたと慣れた足取りで歩い行くエリックの後を小走りで付いていく。特に看板も目印もない細い路地を何度も右に曲がったり左に曲がったりして、ようやくリアドへたどり着いた。
隠れ家のような小さなドアを開け、階段を昇ると絵に書いたようなアラブの邸宅が広がった。中央は吹き抜けになっており上を向くと青空が広がっていて、それを囲むように部屋がある。部屋の扉は木でできており、窓には鉄細工の施された格子がはめられている。
部屋のデコレーションといいモロッコガラスでできたランプといい、なんともムーディである。
ただ気になるのはリアドの中に入っても部屋の中に入っても、室内にいるという感じがしないこと。
白い麻の服を着た可愛いらしいモロッコ人女性がいた。
この女性がエリックの恋人のミシェルなのだろうか、と余計なことを考えてるとエリックにとても似た雰囲気のフランス男が奥から出てきた。
このお方こそが、エリックの恋人ミシェルである。
なんともフランスらしい展開だ。
荷物を部屋に置き、屋上へあがると、モロッコ名物ミントティが振る舞われた。とても甘いミントティであるが、この気候そして疲れた身体にはちょうどいい。
モロッコの住宅、路地に面した壁には窓がなく扉だけがひっそりとあるのみで、とても厳重なように感じるが、屋根というか屋上は隣の家と続いており、しかも家の中央は吹き抜けなので泥棒が簡単に入って来れそうな造りだ。
毎日の朝食は屋上で。
絞り立てのオレンジジュースと自家製のヨーグルトがとても美味しかった。
そして、このリアドにはとても愉快な仲間がいる。犬のオリンピアと、
亀の○×△(不覚にも名前を忘れてしまった。)だ。
・・・つづく。
※この「モロッコ回想」は不定期更新です。
次回をお楽しみに!
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