2007年10月3日水曜日

いつもフランスで思うこと。

朝起きてテラスから通りを見渡す。パリってなんて灰色の空が似合うんだろう・・・。普段なら灰色の空なんてあまり好きではないけれど、パリの灰色の空にに関しては特別。

午前中に家事を済ませ、家で早めのランチをとって出かけた。
向かった先は、夫の交換留学先である大学・ESSEC。大学はパリの北西に位置し、RER(郊外線)に揺られること30~40分。いよいよ来週から夫は勉強が開始。

大学の下見を終え、家の近所のカフェで一息つく。
今回は5年ぶりのフランス。5年前のヨーロッパは今のようなユーロ高ではなかったので、コーヒー一杯は手頃な値段だと感じたけれど、今はコーヒー一杯がとても高い。たかがコーヒー・されどコーヒー。そうやすやすとカフェで一息つくなんてできそうもないけれど、カフェでのひとときはパリでの貴重な時間だから削るわけにもいかない。

本日のバゲットはポールのもの。
少し塩気が強いような気がする。全体的に悪くはないが、昨日のカイザーのバゲットの方に軍配があがる。

パンのお供は、もちろんエシレのバター。こっくりとミルキーでとっても美味しいので、ついついバターをつけすぎてしまう。。。

キッチンも広くないし調理器具もあまり充実してないので、夕食はこんな感じにカウンターで。

いつもフランスで生活するたびに思うことは、ちょっとくらい不便でもなんとかなるんだってこと。何事にも豊かすぎる傾向にあるアメリカは物があふれていて、ついついそっちに流されがちになってしまう。もちろんフランスもブランド店が立ち並び、素敵なショップもたくさんあるので物欲に火をつけてしまったらすごいことになってしまうかもしれないけれど、人々の暮らしぶりや街並みを見ると何が自分にとって一番大切か立ち止まって考えることができる。

パリ滞在、残り87日。